不動産活用コンサルタント楯岡悟朗
2014年10月02日

仕事は自分で作り出す!?

この言葉は本当に良く耳にする。

社会人デビューをする、

どこで聞いたかは分からないが、

のどに刺さった魚の骨のように、

20代そこそこのボクの心にもしっかりと残されていた。

まさに様々な場面で語られる、

ビジネスマンとしての「名言」「鉄板ネタ」なのだろう。

 

新卒で入った会社(ソフトウェア開発)から、

不動産業界に転身するまでの間在籍した会社(デザイン事務所)では、

基本的になんらかの仕事が上から回されてきた。

 

その仕事をそつなくこなすのは当然だが、

言われたことだけではなく、

ほんの少し自分なりのスパイスを効かし、

やる気を見せることが社内での評価を上げる秘訣だ。

その評価が新たな仕事を回されさらなる評価につながる・・・

ということが、

 

「仕事は自分で作り出す」

 

という言葉の意味・本質だと思っていた。

 

仕事は作り出す

 

今でも新規の案件の7割から8割は、

以前一緒に仕事をした人からの紹介だ。

紹介されるということは、

以前の仕事が、ある程度は評価されたと考えることもできるのだろう。

だから間違ってはいないと思う。

 

しかし、ボクの本の中で描かれている、

修業時代にボクが入った会社では全く違った!

何が違うかというと、基本的に仕事は一切回されない。

もちろん先輩から雑用を任されることはあった。

なので当時の何も知らない幸せなボクは、

その雑用をそつなくこなすことが社内での評価につながるのだ・・・

と大きな勘違いをしていた。

 

しかし、雑用をいくら一生懸命やっても評価にはつながらないのが、

その会社での現実だった。

では一体なにをもって評価されるのか?というと、

営業成績でしかないのだ。

 

さらにさらに!

営業成績に繋がるようなネタ、お客さん、物件を、

会社が用意してくれる訳ではない。

本当に全て、ゼロから自分で集めるしかなかった。

遅まきながらこの事実に気づいたときは愕然とした。

 

「こんなシビアな会社があるのか?」

 

と。営業会社の厳しさを全く知らなかったボクには、

カルチャーショック意外のなにものでもなかった。

 

ボクをボコボコにしていた上司は、

 

「お前たちは大企業の看板を使って仕事をする個人事業主だ!」

「今月利益を上げないと自分の会社が倒産するとしても、

今のようにのんびり働くのか!?」

 

と、月末、朝礼で良くこう言って、

営業所員の尻を思いっきりひっぱたいていた。

 

「自営業って・・・。会社員として入ったんだが・・・?」

 

その時は途方に暮れたボクだが、

自営業となった今なら上司の言うことは確かに理解できる。

しかし、会社から回される仕事をこなす労働の対価として、

給料をもらおうと思って入ってくる人にとっては、

厳しすぎる環境であることに間違いはない。

 

だけど、こうした厳しい意味での、

 

「仕事は自分で作り出す」

 

ということが心底理解できていれば、

実際に独立・起業したときに効いてくる仕事の本質ではないかと思う。

 

会社で仕事を作り出せない人が、

独立し会社の看板を外してから、

仕事を作り出せるはずはない。

 

厳しい環境だったが、まさに独立独歩の自営業者のように、

毎月のノルマを必死になって追いかけていたトップ営業マンは、

今では一国一城の主となっている人が多い。

 

仮に独立しなかったとしても、

独立自尊の精神で社内で働くことは、

評価を劇的にあげる大きなきっかけとなることに間違いない。

 

20代前半のボクのように、鼻をほじりながら、

 

「仕事は会社が振ってくるんだから、

それまでおとなしく待ってればいいんだよ。」

 

とアホな顔して、

たいした努力も勉強もせず、

ただボケーッと待っているような無為な時間を過ごすことだけは、

止めて欲しいと切に願う。

 

ここで辞めたらただの負け犬!~ブラック企業で修業した男の日常~

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