不動産活用コンサルタント楯岡悟朗
2015年06月30日

富士山の登り方

通算すると10回近く登っているのに、毎年、準備段階に入ると、何を用意したらいいのかで迷います。またFacebookなどで

「富士山登りました!」

と書くとやはりみなさん興味があるようで、

「私も一度は登ってみたいです!」

的なコメントが非常に多いです。そこで今年登る人へ向けて、また来年登ろうと思った時の自分自身に対しての忘備録として、持ち物などをまとめてみたいと思いました。あくまでもボク自身が必要だった、また必要だと感じたものですので、同じようにして何か不都合があったとしても、責任は持てませんのであしからず。

どんな格好で登ったらいいの?

まずはこの写真をご覧ください。

 

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山をなめきった服装にも見えますが、基本、晴れていれば8合目位までは、この程度の服装で大丈夫です(でした)。日焼けなどが気になる人は、長袖が良いでしょう。

登山道具を一からすべて揃えると軽く10万近くかかります。ボクの装備は、今回一緒に言った人たちの中では、一番お金がかかっていないはずです。上は普段着ているTシャツだし、下は部屋着のジャージ。さすがに半ズボンで登る訳にはいかないので、スパッツだけはアウトドアショップで4,000円位で購入しました。ちなみに膝サポート機能付きのスパッツは、軽く1万円をオーバーします。

今まで膝が痛くなったことはないので、個人的にはあまり必要性を感じません。しかし転ばぬ先の杖として、余裕があれば用意していても良いのではないでしょうか?

ただ、靴とリュックだけはそれなりのものを用意した方がいいでしょう。ボクも前回までは、若かりし頃登山部だった父親に靴もリュックも借りた、

「借り物登山家」

でしたが、今回初めて購入しました。

 

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このリュックは40~55リットルサイズです。ま、初期投資としてはこれくらいは必須です。

一番最初に登った20代の時は、ハーフパンツに普通のスニーカーと、富士山を高尾山と勘違いしたかのようななめてかかった格好で弾丸で登り、大変な目に合ったのも今は良い思い出です。さらに今回はストックも購入しましたが、登山口では必ずこうしたものが売っています。

 

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前回まではこの2本を愛用していましたが、特に使いづらいと感じることはなかったですよ。残念ながら今年からはお役御免になりましたが、先々の山小屋で焼印(200円)を押してもらえます。シーズン中は大体どこの山小屋でも押してくれるので、全ての山小屋の焼印を完全制覇する楽しみもあります。

 

 

さて、そんな装備でずんずんと登っていきます。6合目、7合目と標高が高くなるにつれ、段々と肌寒くなります。

 

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今回宿泊したのは本7合目(*7合目とは別。7.5合目位?)でしたが、動いている間は写真にあるような半袖でも大丈夫です。ただ、動かなくなると汗が急速に冷えて寒くなります。休憩の際には上に羽織る、フリースがあれば十分ではないでしょうか。

富士登山というと、たいそうな大荷物を担がなくてはいけないように思えますが、持っていく荷物を最低限にすれば、それほどではありません。持っていくもので一番重いものは水です。2リットルあれば大丈夫と、色々なところに書かれていますが、ボクはいつも4リットル持っていきます。というのも2回目に登った時、登りはまったく問題なかったのですが、ペース配分を誤り、下山を初めてしばらくしてから水が尽きました。

下山道では途中から山小屋もなくなり、水分補給が出来なくなります。最後はボロ雑巾のようになりながら下山し、その足で飲んだビールは最高に美味しかったです。

「あんなに(*喉が渇いて)辛い思いをするくらいなら、多少重くなっても辛くない方を選ぶ」

ということで、ふんだんに水分を持って行ってます。ま、その時以来、毎回2リットル位余るんですけどね。。。大量な水分は精神安定剤というかお守りみたいなもんです。それとポカリスエットなどのスポーツドリンクは、甘すぎてついついがぶがぶ飲みすぎてしまうので、水で薄めて行くことをお勧めします。以下、これから登る方、ご参考にしてください。

<↓クリックし拡大してから印刷してください>

持ち物チェックシート

上記のリストについて少しだけ補足。

  • 帽子・・・日焼けも特に気にしないので正直暑くていらなかった。落石から頭を守るという面では必要かも。
  • 日焼け止め・・・日焼け気にしないのでいらなかった
  • おやつ・・・甘いものは絶対持っていくべき。チョコは下山時に溶ける可能性が大。今回は柿の種が妙においしかった
  • リュックカバー、雨具・・・共に雨が降った時に必要。幸い一度も使ったことないです
  • ブーツカバー・・・スパッツをブーツの外にだしてカバー。あれば便利だろうけど、あまり必要性は感じなかった。

最初にも書きましたが、ボクの主観が思いっきり入ってるので、人によって個人差があります。あれば便利!ってものはまだまだあると思いますよ。だけど最低限これだけあればいいんじゃない?ってものです。

どこから登るのか?

富士山を何度も登ったことがある人はご存知だと思いますが、頂上まではいくつか登山道があります。富士山を何度も登る人は、全ての登山道を制覇しようとする人が多いのではないかな?実はボクもその口で、一番最後の富士宮口以外は全部登りました。以下、各登山道の私なりの見解と感想です。これから登る人は参考にしてください。

吉田口

一番メジャーな登り口で、5合目は山小屋の数も施設も充実しています。ここまでバスで来て帰る観光客も多数います。これから登る登山客もたくさんいるので、登らなくても雰囲気を満喫出来ます。頂上までも山小屋がたくさんあるので、もしもの時でも安心です。

そんな一番メジャーで人気のあるコースなので、7月、8月のシーズン中は大変混みます!8合目位からは頂上でご来光を目指しての登山者が殺到し、真夜中で真っ暗なのに、ヘッドライトの光で周囲は明るい程です。

 

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頂上付近は渋滞し中々動かないため、ご来光時間ギリギリだと途中で太陽が登ってきてしまい、登山道で見ることにもなりかねます。まあ、例え途中で見ることになったとしても、8合目、9合目まで来ると頂上で見るのとたいして変わらないですけどね。

ボクはこの登山道を一番多く(計3回)登りましたが、何が辛いって下山道の単調さです。いつ終わるともしれないジグザグの下り道が、それこそ永遠に続くかと思うほど続きます。

前を遮るものは何もないので、天気の良い日だと直射日光でさらに大変。暑さで体力を消耗し、体の水分もなくなっていくのに、山小屋が7合目過ぎるとなくなるので、途中で調達することも出来ません。ここの登山道を登ると(というか下山すると)、毎回必ず思います。

「もう2度と登らない」

と。結局3回登ってるんですけどね。個人的には一番メジャーだか何だかしりませんが、あの下山道を下りたくないがために、余程のことがない限りここからは登りたくありません。

須走口

今回登った登山道で、ボクは2回目です。森の中を歩いたり登山道は変化があって飽きません。山小屋も多くはないですが要所要所にちゃんとあり、8合目からは吉田口の登山道とも合流するので、シーズン中のにぎやかさも体験できます。下山道は

「砂走り」

といって、砂地状の下山道を、滑るように降りることが出来ます。スキーの感覚と似ていると表現されますが、学生時代スキーに明け暮れたボクからすると、そこまでじゃないですね。ただ、地面が砂地で柔らかいので膝にも優しく、3時間半もあれば5合目まで一気に下りてくることが出来ます。

下山に時間もかからないし、砂走りをしていて面白い(*吉田口の下山道に比べて)し、一番バランスの取れているコースだと思います。初めて登る人にとってもちょうど良いのではないかと思います。

御殿場口

一番の売りは、下山道で砂走り以上の砂走り、

「大砂走り」

を体験できることです。1歩足を踏み出せば、一気に5,6歩進むイメージです。

「飛ぶように」

と形容されるそうです。

この大砂走り、非常に面白いので、私ももう一度体験したいです・・・が。何より大変なのは登山道の長さ。吉田口の登山道より1,000メートル位低いところから登り始めます。

「他の登山道より低いって言っても、そんなに大変じゃないでしょ」

と当初なめてかかったらとんでもなかったです。

登れども登れども中々6合目すら見えてこない。登山道は単調だし、地面が他の登山道と比べると砂地状で、1歩登っても半歩位下がるので疲労度も倍増。

「大須走はもう一度やってみたいけど、あそこを再度登るっていうのはちょっとなあ・・・」

という個人的意見です。

富士宮口

登ったことない(*平成27年現在はあります)ですが、調べるところ一番頂上までの距離が短いようです。次回登るとしたらここかな~と思ってます。

山小屋泊について

初めて登るのならば、やはり山小屋を利用するべきでしょう。高度に体を慣らす必要があるからです。前述しましたが、20代のころ、初めて富士登山を敢行した際、今ではありえない軽装で、一晩ノンストップで登ったことがありますが、死ぬ思いをしました。一緒に来た連れは山頂ではぐったりで、吐き気を催し、まともに歩けなくなる始末。ボク自身、アルコールも飲んでいないのに、ガンガンと悪酔いしたときの状態に陥りました。

「思い返すとあれは高山病の一歩手前だったんだな~」

と思います。

山小屋では基本、雑魚寝なので神経質な人は眠れないかもしれません。しかし体を横にして安静にしていることが大事です。どこでもなんとなく眠ることができるボクのような人間にとっては関係ありません。

ホテルのような待遇を期待して泊まる人がいるようですが、それは大きな間違いです。サービスなど期待してはいけません。あくまでも登山者を休ませる場所を提供しているだけに過ぎません。そこらへん充分理解しておきましょう。

食事はたいていどこもカレーライスが多いかと思いますが、中にはハンバーグだったり豚汁の食べ放題がついていたりと、食事が充実しているところも増えてきているようです。ただ、疲れてるんで何を食べても美味しいですよ。

 

子供にも分かるように優しく丁寧に解説。不動産取引コトハジメ
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今回はカレーだけだと足らなかったので、ラーメンも追加しました。具が入って一見するとちゃんとしたラーメンのように見えますが、ただの袋麺です。これで800円、富士山価格です。

以上です。大変なこともありますが、やはり日本一の山に登るというのは楽しいものですよ。話のネタにもなりますしね。ちゃんと準備をして登れば決して危険ではないですから、是非、一度は登ってみてください。そしていつか、富士登山についてお話しできたらいいですね~。

<*平成27年6月19日、加筆・修正>

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